行政書士
行政書士の仕事内容
行政書士の仕事は個人や会社といった法人まで様々な顧客から依頼を受けて、各省庁や都道府県庁、市区町村役場、警察署といった官公署に提出する書類の作成や申請代行をすることです。
このような書類作成代行や申請代行という業務を主に行なっていますが、受け持つ書類の内容は単純なものから複雑なもの、コンサルティング業務が関わるものまで多岐にわたるので活躍の場所は広くあります。
作成する書類が許認可に関するものであり種類は1万種類に及ぶと言われています。
会社設立の手続き、内容証明郵便、相続手続き、産業廃棄物許可関連手続きというように私たちの生活の中で必要なものや、法人営業で必要となるものというように私たちの生活の中では作成が求められる書類はとても多く、その中には素人が作れないものも多いのです。
そこで、行政書士は行政書士法に基づいて専門的な法的知識から複雑な書類作成を行うというとても大切な仕事を行なっています。
仕事の場はオフィスだけでない
行政書士の仕事は書類作成が主な仕事であるため、オフィスでデスクワークをするものだと思われがちです。
しかしながら、実際には業務の中で顧客とミーティングをしたり実地調査をしたりと外出する業務もとても多いです。
仕事をするにあたってはまずは顧客から相談を受け、作成する書類の詳細を打ち合わせます。
その後、書類を作成していきますが、その中で調査に出向いたり、書類作成に必要な資料を収集したりすることが必要であり、ここで外出しなければならないことも多いのです。
書類の作成には期限が決まっていることが多く限られた時間で作成しなければなりません。
場合によっては業務を複数掛け持ちで行うケースもあり、行政書士の仕事はとても忙しいです。
行政書士になる道のり
行政書士になるには国会試験に合格しなければなりません。
受験資格に特に制限がないため、誰でも受験が可能です。
ただ、法律に関する知識を求められることが多いので、法学部出身の人が挑戦することが多くあります。
似た資格として司法書士がありますが、司法書士より難易度は低いと言われています。
それでも合格率は5パーセントでありとても難易度が高い試験です。
試験対策としてはテキストや過去問を解いて独学で勉強するという人も多いですが、多くの場合予備校や通信教育といったものを利用する人が多いです。
予備校では広い試験範囲でも重要な項目に絞っての指導がされますし難しい内容についての解説がされるので知識が身につきやすいですし、わからないことがその場で質問して解決するので効率よく勉強できます。
費用もかかりますし、時間の制約もでますが通って得られる成果はとても大きいです。