定期借地借家権アドバイザー
定期借地借家権アドバイザーとはいったいどんなもの?
定期借地借家権アドバイザーというのは、別名定借アドバイザーとも言われる仕事です。
借地や借家を利用している人は多くいるものの、実際にはあまりそのような物件についての知識を持っている人はいません。
そのため、どうしてもこのような物件を借りている時に何かトラブルが起きるということは多いです。
もしもトラブルが起きた時、誰に相談すれば良いかわからないということは多いです。
そこでこのようなトラブルが起きた時に対応したり、トラブル回避をしたりするために定期借地借家アドバイザーがいます。
近年、借地や借家をめぐるトラブルは増えており、このような問題に対応するための知識が求められる場面が多くなっています。
定期借地借家権アドバイザーになるには
定期借地借家権アドバイザーになるには定期借地借家権アドバイザーの資格認定講座を受講しなければなりません。
この資格認定講座は平成14年に開設され、毎年多くの人が受講をしています。
資格を取得するために講座を受講しますが、この講座は日本全国で定期的に開催されています。
NPO法人が定期借地借家権推進機構を運営しており、これが各地域にあり講座についても運用をしています。
そこで、各地域の法人のホームページでスケジュールが出ていますし申し込みページもありますから自分で申し込みをすれば受講が可能です。
定期借地借家権アドバイザーの受講は1日で終了します。
講座の内容は定期借地借家を中心として借地や借家についての法律・税務・実務といった知識を学びます。
指導については専門家が解説をしていきますから理解もしやすく一日の受講でもかなり知識を身につけることが可能です。
講座が終了したら修了証、認定カードを受け取ることができます。
受講料は12000円で当日のテキスト代も含まれています。
上位資格に挑戦する
定期借地借家権アドバイザーの資格を取得したのち、さらに専門的で実務的な知識を取得するために、上位定期借地借家権アドバイザー資格認定講座を受けて、上位定借アドバイザーとして活躍することもできます。
この上位資格は、各地域の定期借地借家権推進機構認定の資格とは違い、全国定期借地借家権推進機構連合会が認定している資格です。
講座終了後は、全国定期借地借家権推進機構連合会から上級資格認定カードを受け取ることができます。
ただし、上位資格取得者は、各地域の定期借地借家権推進機構が行う研修に毎年1回以上受講しなければなりません。
資格取得者がまだまだ少ないからこそ、ニーズのある資格でもありますから、定借アドバイザー資格を取得したら、その後にはぜひ上位資格まで挑戦をしておきたい資格です。