宅地建物取引のエキスパートといわれる宅建マイスター

    危機管理

    宅建マイスターとはどのような資格なのか

    宅建の上位資格としてあるのが宅建マイスターです。
    ただ、宅建と名前が入っていますが宅建とは異なる資格になります。

    宅建マイスターは宅地建物取引のエキスパートとして取引に内在しているリスクの予見をしたり、綿密に調査を行って重説・契約書に反映させて安心な取引を成立させる能力を有している上級宅建士となるために必要な資格です。
    資格の実施を行っているのは不動産流通推進センターになります。
    宅地建物取引士については不動産適性取引推進機構が実施をしており母体となる団体も違うのです。

    不動産流通推進センター教育事業として2013年に上級宅建士として宅建マイスターの試験は認定資格から試験制度に移行をしています。
    そのため今は試験に合格をしないと宅建マイスターになることはできません。

    宅建マイスターの試験概要

    宅建マイスターは宅地建物取引のエキスパートになるために幅広い宅建業務についての知識や論理的思考が必要です。
    リスクを予見しながら公正でなおかつ合理的な取引ができる実務者になるべく試験問題が構成されています。
    試験の問題は売買契約や重要事項説明、コンプライアンスといったものに関する択一式試験です。

    受験資格は宅建士の資格を持ちなおかつ5年間の実務経験をしていることが求められます。
    また、実務経験は5年未満であっても不動産流通実務検定スコアで600点以上得点をしていても受験が可能です。

    不動産流通実務検定スコアとは

    不動産流通実務検定スコアとは、安心安全な不動産取引に必要な実務知識や行動規範、実践応用力が見についている亜を測定する新しい指標です。
    1000点満点の得点と8科目別の正答率で今の実力を判断していきます。
    科目としては重説、契約、査定、賃貸、建築、税金、相続、その他(証券化、海外不動産など)になります。

    この試験を受けることによって、600点以上を記録すると強化レベルとして不動産取引についてはかなりの知識や実践力があると認定されますから宅建マイスターへの受験資格が得られるのです。
    そこで、宅建資格を取得して5年以内という人はこちらの試験に緒戦をして宅建マイスターの試験資格を手に入れるという方法もあります。

    宅建マイスターのメリットは

    宅建マイスターの資格取得のメリットはやはり宅建の上位資格を取得しているということで自分の知識やスキルの証明となることです。
    試験の内容も普段の業務に役立つことが沢山あります。
    そのため試験勉強も普段の仕事に役立つことが多いです。

    また、宅建マイスターメンバークラブに加入することができるために人脈作りや特約、事例といったものを得ることもできます。
    宅建関連の仕事をしていく中で有益な情報を得る機会を設けやすいです。