よくあるトラブル・質問

    トラブル

    実際にあるトラブル事例

    借地権に関しては、特に多くのトラブルが多いです。
    また、借地権についてまだまだ詳しく知らないという人が多いため、疑問点を持っているという人も少なくありません。
    ここで、どんなトラブルや質問があるのかをまとめてみました。

    地代を高くしたい!

    ひらめき
    土地を長く貸しているうちに、土地自体の価値が上がり、最初に設定した地代を値上げしたい・・・というのはよくあることです。土地によってはかなり長く貸していることもあり、そういう場合は「今更値上げをすることは不可能かもしれない」と考えるかもしれません。でも、値上げをすることは可能です。
    これは、借地権に関するトラブルや質問について記述をしているサイト「底地(貸地)・よくある質問」にも、その旨が記述されています。
    ただ、言い値であげることはできず、それなりの根拠を出して上げる必要があります。
    地代の算出方法には「賃貸事例比較法」「利回り法」など、いろいろな計算方法がありますので、一度相談をしてみると良いでしょう。ただ、地代を高くするとなると借主と揉める可能性があります。

    なぜ地主へ相談が必要なのか?

    借地権の上に建つ建物を建替えたい。でも、地主には言わなければならないのか?
    基本的には、借地権を持っているからと言って、かってにその建物を建て替えることはできません。
    ただ、建物を増築・改築をする場合で、契約書の内容に沿った増築・改築なら家主の承諾は必要ないこともあります。
    増改築を制限する契約がある場合は承諾が必要になります。
    契約書の範疇を超えて改築をする場合はもちろん承諾が必要。
    このあたりのことは、複雑で素人には解りにくいことも多々ありますので、できれば専門家に入ってもらって「許可が必要かどうか」を訪ねると良いでしょう。
    ここをうやむやにしたまま改築をしてしまうと、地主とトラブルになることもあり、その後の関係が悪くなってしまう可能性があります。土地の借主と揉めるのはできれば避けたいので、きちんと誠意をもって対応をすることが必要ですね。

    借地権の賃借権と地上権って?

    借地権には賃借権と地上権の二つがあり、前者の場合は地主の許可を取らなくてはなりません。でも、地上権のみの場合は許可が必要ありません。もちろん承諾料に関しても発生しません。
    前者の場合は、どうしても承諾料が必要になることが多いので、きちんと話し合いの上で料金を支払う必要があります。

    借地権は非常に複雑な権利であり、素人には理解できないこともあります。
    何かする時は必ず地主と相談をすること、また専門業者に相談をすることが必要です。自分で調べてというのではなく、専門家の支持を仰ぎましょう。